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2016.06.03 Friday  | - | - | - | 

Wii「428 封鎖された渋谷で」完クリ

428 ~封鎖された渋谷で~(特典無し)
428 ~封鎖された渋谷で~(特典無し)

発売時購入しておきながら半年放置してた「428」をようやくクリア!

・SSでプレイしてハマった名作ノベル「街」を受け継いだ作品
・TYPE-MOONが協力
という2点に惹かれて購入したものの
購入時には都合が悪く、なかなかプレイできなかった。
そんなこんなで、半年後の今になってようやくプレイしてみましたとも。

期待通りにかなり面白かった。
総プレイ時間は26:24で、普通のノベルゲーやギャルゲーとかと比べると
時間的ボリュームは少ないのかもしれない。

けれど単なる読み物ではなく、ザッピングを駆使して
1時間刻みで区切られた章ごとの主人公達の動きを
整理して、全員が次の時間に進めるようにしていくのは
パズルゲームのようで、よく出来たシステムだと思う。

ただ全部のパターンを総当り的に試していくだけ
ではないザッピング作品なんてかなり久しぶりに出会った気がする。

ボーナスシナリオである「カナン編」は
TYPE-MOONが制作しているということもあり
実写でボイス無しだった本編と異なり、アニメ絵と声優のボイス有で進む。
画面演出もFateに見られるような
1枚絵を上手く動かして「動」を見せる方式。

最初は文体や絵の本編とのギャップに違和感を感じたけれど
途中で慣れてからは快適にプレイできた。
428のボーナスシナリオというよりも、TYPE-MOONの新作をやってるような
気分になったけど、428本編との繋がりも大いにあり、面白かった。


7月からはカナンが主人公のアニメ「CANAAN」が放映されるみたいで
カナン編と同じデザイン・配役なので、楽しみにしておこう。
キャスト見る限り、御法川も登場するので、恐らく428の後日談。


とにかく、428はスゲー面白かったです!
変だけど味のある主人公達も、どんでん返し連発の緊迫したストーリーも
バッドエンド満載でウーウー唸りながら進めていくゲームシステムも!
今までやってきたWiiソフトの中で最高でありました。
選択肢によって、真実が変わってしまう事が
無い事もこの作品の魅力だと思う。
選択肢で人物の動きや起こってしまう事実は変わるけれども
真実は揺るがないので、選択肢を選ぶときに
自分なりの根拠をもって選ぶ事ができるので
数ある選択肢でベストなものだけを選び続けて
時間を進めてエンディングに向かっていくのは
まさにノベル「ゲーム」だったなと思う。

よくあるノベルだと、選択肢の後に起こる出来事や
その背景が読めない(選択肢により真実が変わるものもある)為
ザッピングなんてあっても、結局総当り戦になってしまうことがあるので
自分はザッピングは苦手なんだけど、428では楽しくて仕方なかった。

逆に言うと、それだけの根拠を持って皆を行動させないと
バッドエンドに突き当たりまくる、ということだけど・・・
バッドエンドの数は85もあり
基本的に、1人の人物をそのままプレイしたのでは
バッドエンドに突き当たる。

なので、プレイスタイルとしては
 1.誰かでバッドエンドに当たる
 2.他の人でやる(ここでも行き詰まるかバッドエンド)
 3.皆がどう動けば次の時間へ進めるか考えながらプレイ
の繰り返し。

進むにつれて複雑さも増して行くので
解き進める為に物語を深く考察する必要があり
考え込むうちに、物語世界に完全に引き込まれてしまった。






・・・
シナリオ自体は万歳!
とはいえ、全てのシナリオを楽しむ為の方法が
少々酷すぎるのじゃないかな、とも思った。

本編はそのままクリアするだけでは実はノーマルエンドになってしまう。
自分がノーマルエンドで終わったあとの流れをまとめてみる。

1.ノーマルエンドクリア後
 ボーナスシナリオ1「鈴音編」出現。

2.真のエンディング「NEVER ENDS」でクリア
 真のエンディングにたどりつくには
 全ての主人公が憎しみを捨てる行動を取る事が必要。
 クリア後、ボーナスシナリオ2「カナン編」出現。

3.ボーナスシナリオ2つクリア
 ボーナスシナリオを2つクリア後、一部本編TIPSに変化がある。
 TIPS内にジャンプ先が増えるので、そこからエコ吉編へ。

真のエンディングやボーナス2までは普通に分かるけど
エコ吉編に到達するには攻略本に頼るしかなかった。
更に、性質の悪い隠しシナリオがある。

サブキャラクター達の短編、スペシャルシナリオ21人分。
これらは、ノーマルエンド後に出現する「カルトクイズ428」に正解する事や
本編特定シーンにて、そのシーンに合致した隠しコマンドを入力する事が必要。

クイズは絵も何もなしに「黒い生き物」「犯人は誰?フルネームで」等の
主体性を欠いた問題に対して、文字入力で答えるという辛すぎるもの。
攻略本掲載のヒントを見ながら、ようやく全て正解できた・・・

隠しコマンドは文句なしにヤバイ。
どのシーンで、どういったコマンド入力するか、については全くノーヒント。
攻略本にもシーンは掲載していたが、コマンドは分からず。
仕方無しに攻略wikiを見て、シーンとコマンドを調べた。

その後、全てのバッドエンドを見て
・特定箇所で特定の選択肢選んで放置、リモコンを横に振る
・上記行動後、エコ吉編ラストの文章が変わるので、そこで電源を切って入れ直す
などによって、陰謀編なるものが出現する。
クリエーターのおふざけシナリオ+期間限定のプレゼントキャンペーンなので
苦労に対して、内容が薄く、見なかった事にした。


普通にプレイして出現できるような要素ばかりだったら良かったのに
出現方法が酷すぎるものが多くて、ちょっと気分的にげんなり。
こんなのばっかりだと、解析するか、雑誌などでやり方公開されないと
見れないじゃないか!
まあ、結果として自分は全部見れたのでまあ良いんだけど。

キャラ良し、シナリオ良し、システム良し、音楽良し
と自分をとことんまで虜にしてくれたこのゲーム。
あとは隠し要素の解放方法が普通だったら、いう事なしだったんだけど
まあそこは見なかった事にしておこう。

7月には「CANAAN」が始まるし、
それまでにサントラを買って、聞きまくって待とうっと。


主人公の1人である「御法川実」はPS2「金八先生」からの
スピンオフキャラらしいので、そちらもやってみようかな…
2009.05.31 Sunday 01:41 | comments(0) | trackbacks(0) | ゲーム | 

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2016.06.03 Friday 01:41 | - | - | - |